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2007年 04月 29日
日に日に木々の緑が濃さをましていくのが感じられるいい季節。
映画『神童』かソクーロフの『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』、あるいはその両方を観に渋谷まで出ようとも考えたが、都心からずいぶん離れてしまったことや、黄金週間で都心は混雑しているだろうし、億劫になって今日はうちで過ごすことにした。 ほんとうにみずみずしくさわやかな天気。 窓をいっぱいに開け放し、外の空気と光をめいっぱいに取り込みながら、まず音楽は『J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲(ロストロポーヴィチ)』 これはいい。 その後、日向のベランダに足を放りだし、いい気持ちですこしばかり読書。 現在私の好きな女流作家、角田光代と井上荒野が参加しているアンソロジー『コイノカオリ』拾い読み。なかで、はじめて読んだ宮下奈都(みやしたなつ)『日をつなぐ』の、その状況が目の前に浮かび上がりそうな、女性らしい細やかな文章にとても惹かれる。 とくに、この短編の重要なモティーフになっている「豆のスープ」をつくる時間の経過や、主人公の女性がバイオリンを覚えようとするきっかけともなる、結婚相手になる男性が聴かせるハイペリオンの『フーガの技法』など、淡々と匂いや耳に訴える文章が美しい。 『水曜日の恋人』角田光代、あいかわらず上手。井上荒野『犬と椎茸』すこし期待はずれ。 夕方になり、せっかくだからDVDで映画鑑賞。山田洋次監督作品『たそがれ清兵衛』(2002年・松竹) いやあ、山田洋次を見くびっていた。私は『男はつらいよ』以前の『馬鹿まるだし』や『馬鹿が戦車でやってくる』などの傑作喜劇をちゃんと観ているし、『男はつらいよ』も、最初の何本かと途中の数本は、リアルタイムで劇場で観ているから、そう言えるのだが。まあ、ともかく途中から山田洋次の映画をまったく評価しないできた。 ところが、この時代劇(あいかあらず時代劇にはまったままなのですが)『たそがれ清兵衛』には、感服した。見終わって、すがすがしい気分になる。 まず、真田広之と宮沢りえの奥ゆかしい恋愛がすばらしい。そして、ひとつひとつの描写がじつにきめ細かい。(たとえば、ご飯茶碗で飯を食い終え、そのあとそこに湯を注ぎ、沢庵で拭うシーンなど、時代劇における下級武士の生活表現をあげたらきりがないほどに) やはり、宮沢りえが格別にいい。いま、日本の若手女優で、ちゃんとおでことうなじを見せながら芝居で勝負できるのは、この人くらいしかいないのではと思わせるくらいすばらしい。 そういうことで、これからもう一本映画を観ようか、どうしようか?
by tsukimoto_natsumi
| 2007-04-29 23:20
| 映画
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