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2007年 01月 14日
「そうだ京都、行こう」思い立ったが吉日と、事務所の女の子に
「オレ、あしたから2週間くらい、いなくなっても平気かなぁ」と声をかけると 「どうぞ、ごゆっくり」と毎年年末から3月までの多忙期をひと山越したせいか、彼女ものんびり顔で応える。 急いで、近くの本屋に行き京都の旅行ガイドを買い求めると、とりあえず着いてすぐ泊まれる一泊分の旅館の予約をいれる。 あとは、着いてから決めればいいと、翌日遅くに京都に向かって出発する。 京都に着くと、時計はすでに10時を回っていてタクシーでそのまま気ぜわしく旅館に直行し、電話で夕食をお弁当にしてもらっていたので、それを啄みながら旅行ガイドに眼を通し、残りの日程を簡単に決めながら寝てしまった。 さすがに、春先ともなると河原町近辺の宿の予約はどこもいっぱいで、しかもひとり旅は不利につきる。 翌朝、朝食をすますと京都御所のあたりを小一時間ぶらぶらし、宿に戻り、そのまま旅行鞄をかかえてのチェック・アウト。 荷物を預けるために、今度は、また一泊の予約をしたホテルへと向かう。 やはり京都にホテルは似合わない。翌日は、花背に近い摘草料理でもてなすという美山荘へ。しかし、ここも一泊しかとれず、日替わりで宿をかえなけれなばならないはめになった。 そんな日々を繰り返し四・五日が経ち、八坂神社近くの漬物屋で漬け物を買って、表に出ると、やけに京都の町がほこりっぽく、黄色く霞んで見える。 これは、そろそろ京都から、奈良へ鞍替えすべしと予定より二日ばかり早いが、といってもないに等しい予定だが、奈良ホテルへ電話を入れる。 うまいことに、残りの八日間はすべて奈良ホテルが押さえられたので、あとはわたしの趣味の古寺巡礼を奈良の地で過ごす算段。 奈良に着くと、京都よりこころもち暖かく、うそのように桜が満開になっている。いちばんの目的は、興福寺の阿修羅像である。これは、10代のときに奈良に来て以来お目にかかってなく、写真などで眺めるうちに、その華奢で強いいろけにほだされてしまっていたからだ。 こうして、奈良ホテルをベースに奈良の古い街並みや、あちこちのお寺に通っているうちに、まちなかの映画館で河瀬直美さんの舞台挨拶が今日これからあるという、彼女の新作映画『火垂』の上映にでくわす。出演に山口美也子とあるので、興味を惹かれ入ってしまった。 なるほど、むかし観た日活ロマンポルノの雰囲気が漂っている。ただ、上映時間3時間とは、いかんせん長い。途中でくたびれて煙草を吸おうとホールに出ると、七十過ぎくらいのおじさんが、すでに煙草をくゆらせていて、となりに座ったわたしの顔を見ながら「ながいもんなぁ」とすこし苦虫をかみつぶしたような顔をしながら笑った。 そんなこんなしているうちに、なにげなく二週間は過ぎていった。 こんなふうに、そうだ京都、行こうなんて、そのまま思いつくようにいけた日々がまぼろしのようにおもわれる。 写真は舞台挨拶に立つ河瀬直美さん
by tsukimoto_natsumi
| 2007-01-14 20:38
| ホテル・旅館
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