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2009年 08月 31日
「『月刊民放』十月号連載、制作ノートから18「パックイン・ミュージック、若者の夢を育む」林美雄(東京放送・アナウンス室)の原稿です。
けっしてしゃべりの巧みなアナウンサーではなかったし、人を笑わせるテクニックもそれほど持ち合わせていない。さりとて人間的な魅力も、放送上の個性になるほど培っていなかった。 そんな人間が、久米宏急病のピンチヒッターとは言え、深夜のしかも多感な若者相手の二時間を預かって何ができるのか?今からほぼ十年前の番組担当当初は、まさに迷い道、茨道、よれよれの日々、案じたとおり、自分でやってみて、自分の放送がつまらなかった。そのミスター思案投首が、これで行こうとの切り札を手にしたのが、人気のない池袋の映画館で『八月の濡れた砂』に出逢った71年の夏の終わり。 「あれーっ、こんな青春映画が日本にあったのか」衝撃に近い驚きだった。深夜放送=若者=青春映画、いささか画一的だが、この図式が出来上がり、70年の6月にスタートした僕のパック、わたくしが担当させていただいたこの「パックインミュージック」。十年続いたというひとつのほんとうに、まあきっかけはこの『八月の濡れた砂』という映画であり、この主題歌を歌っていた石川セリ嬢との出逢いだったと思います。」 「酒を呑む約束をいつからかしなくなりました。きっとあなた達も社会に出て、いろんなお酒を呑むケースが出てくると思うんですがね、「今度いつか呑みましょうね」その時にバッと断るケース『あなたとは呑みません」というケースも出てくるし、さりげない日常会話で仲良くしてこうと「またね、いつかね」という会話で別れる時があるけれども、「お酒呑みましょうね」と言われたことに僕はこだわるんですよね。そうすると、いつの日かやっぱり呑まなきゃいけないと思うんだけれども、だんだんそれが約束をしなくなってきた。何故かって言うと「今度お酒を呑みましょうね」といった場合に、同じ体験とか歴史がない場合に、逢ってそこそこの楽しい話、それがなくなってくると、人の噂、悪口、弁明、くだを巻くという呑み方がとっても嫌になってきてね、でたいへん生意気な言い方だけど、僕がいる場所へ来いと、俺が行くコンサート芝居、逢う人みんな燃えている。そこでいいもの見たなあ!という熱き高揚、でそのいい場所には必ずやほかのいろんな人間が集まっていると。誰か知り合いがいると。そう向こうもおんなじように、いいもの見たその熱き高揚をですね、何かのかたちで伝えたいと思って。その時に「お酒でも呑みに行こうか」っていう呑む酒はひじょうに発展的な酒になりうると、だから愚痴を言うとか、俺の生き方は今こうだけど、わかってくれるかって言うのは、ずっとずっと後に置いたお酒の呑み方として取っておいて、ともかく自分のたぎった血みたいのをハァっとぶつけ合う、そう言う場所はあるんです、探せば。おはがきの中に、たくさんうれしいことに行動の選択のある指針として、僕が出してきた情報をかなりの方が信頼してくださいましてね、今後それをどうしたらいいのか?自分でこれからは自分なりの「ユアヒットしないパレード」を作っていきます。あるいは自分なりの「映画コーナー」を作っていきます。自分で動き始めますというお手紙がずいぶんありましてね、ずいぶん意を強くしています。誇りと言えば、スケール小さかったけど、最前線部隊であったと。 つねに前線を歩いてきたなという気がありましてね、ちょっと後退しますけどね、とりあえ撤退しますけどね、武器を補給してまた最前線部隊にいずれは復帰して参りますので、そのときはまたよろしく接してください。」林美雄 「サマークリスマス2002 林美雄フォーエバー」 (TBSラジオ・2002年9月1日放送より部分再録)
by tsukimoto_natsumi
| 2009-08-31 22:13
| ラジオ
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Comments(6)
Commented
by
(Y)
at 2009-09-02 19:40
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残念ながら林美雄さんの番組をリアルタイムでは聴いていませんでしたので、今イチ感慨はないのですが、「八月の濡れた砂」はやっぱりグッと来ますね。何がどうということは無いのですが、この曲での石川セリの歌声は、それまで、あるいはそれ以降と何か一線を画したものを感じます。今聴いても緊張感と言うか、ピンと張りつめた時代の空気感が伝わって来ますね。そういえば緑魔子さんも時代の顔ですね。懐かしいなあ。ひたすら懐かしいです。心がここのところずっと後ろ向きです。小唄のせいかな?(笑)
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僕ももっぱらオールナイトニッポン派で林パックはほとんど聴いたことがありません。しかし林さんの放送から薫陶を受けたリスナーは多く、そういった方々が林パックや林美雄さんに関するHPを解説していられるようです。
この2002年の放送も本ブログ上で、コメントをいただいた方に教えてもらったサイトから、ダウンロードして聴かずにいたものを、この前の選挙の日の夕方に聴くものがなくなって、たまたま聴いていたら、切ない気持ちにおそわれて、思わず聞き書きしてしまったのでした。 僕も池袋の文芸座で「八月の濡れた砂」を観た口です。 九月に入り急に涼しくなって、なんだか祭りの後のような寂寥感が、なんとなくこころの中に漂っている今日この頃ですが、(Y)さんはいかがですか? どうも今ひとつ調子が…出ないです…(スランプ?)
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by
(Y)
at 2009-09-03 09:43
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月本様、おはようございます。
今年は関西も夏がもの凄く短くて、なんとも物足りない気分です。やはり何とはなく心寂しい感じがします。暑けりゃ暑いで文句を言うのでしょうが、涼しくなったらなったで物足りないなんて人間は贅沢ですね。でも気温や天候に気持ちは大きく左右されますね。歳とともにそれが進んでいる気がします。僕は今年の残り時間が少なくなったことが、何とも言えない不安につながっています。年がちゃんと越せるだろうか…って(笑)。
天候だけには逆らえないので、せめても“暑けりゃ暑いで文句を言うのでしょうが、涼しくなったらなったで物足りないなんて”文句を言うのが人間の(しかも年寄りの?)特権ではありますまいか?
今年も考えたら残り四ヶ月というわけですね。 ところで、今の社会状況に暮らす市井の人々にとって、不安のない日々などあり得ないのではかと思ってしまいます。 (ぶつぶつ…)
Commented
by
(Y)
at 2009-09-04 12:43
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何がどうということのない漠然とした閉塞感ってありますね。民主党に政権交代したからって世間に安心感・高揚感なんてかけらもないし(不安感の方が大きい?)、またマスコミの悪はしゃぎぶりにも段々無関心になって行って、テレビなんか見なければ良いだけ、という気分になってきます。やれやれ、年をとるとどんどん小言親爺になっていきますね(ぶつぶつ…)。
Commented
by
tsukimoto_natsumi at 2009-09-07 21:37
いやはや返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
漠然とした閉塞感ですかね、これも。 >民主党に政権交代したからって世間に安心感・高揚感なんてかけらもないし… うーむ、この部分は前のコメントで書いて、削除したものでありました。 ほんとうですよね。
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