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2008年 09月 12日
まったく思いっきり虚を突かれたようなできごとだった。
それは久しぶりに映画的興奮を味わった40分でもあった。 まさか今ごろ『北国の帝王』という傑作映画とそれを撮ったロバート・アルドリッチという監督の魅力についてぞんぶんに聴くことになるとは思ってもいなかったからだ。 昨夜「町山智浩のアメリカ映画特電」(めでたく最近毎週木曜日に更新されることになった)が更新されていて、その第59回として「『イントゥ・ザ・ワイルド』と『北国の帝王』の知られざる関係 」がポッドキャスト配信されていたのだ。これは、うれしかった。 現在公開中のショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』の話を起点に、町山智浩はおもむろに『北国の帝王』というアーネスト・ボーグナインとリー・マービンが主演した73年の映画の話を、まるでついさっき観てきた映画のことのように語りはじめ、話はロバート・アルドリッチ映画の魅力にまで及ぶのである。じつに引き込まれる、まるでその瞬間その映画を観ているような名口調だ。往時の淀川長治さんとちょっと乱暴なビートたけしの口調を合わせたような魅力的な語り口である。これほどみごとに端的に語られるアルドリッチ映画の魅力をこれまで私は聴いたことがなかった。(絶好調ですね、町山さん!) 私がはじめてロバート・アルドリッチ監督の映画と出会ったのは、テレビからだ。おそらく最初は小学生の時で、昼過ぎに学校から帰ると夕方からの番組の間の埋め草のように当時フジテレビ系列ではさまざまな洋画を放送していた。そこでベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォード主演の『何がジェーンに起ったか? 』(1962)という怖ろしい映画を観たのである。次は中学生の時で、荻昌弘さんが司会をしていた「月曜ロードショー」で『飛べ!フェニックス』(1966)。ジェームス・スチュアート主演の砂漠に不時着した男たちの手に汗握る群像サスペンス脱出劇で、ここでもアーネスト・ボーグナインがいい味出していた。そして次に観たのが、大学生の頃で東京12チャンネルで昼過ぎにやっていた『北国の帝王』なのだ。当時、私はこの不思議な映画の魅力をどう語ったらいいのかもわからなかった。 それまで、長らく単なる職人アクション映画監督と見なされていたアルドリッチ作品を評論の分野から熱く語り擁護しはじめた評論家が、川本三郎と蓮實重彦の二人だと記憶している。 その結果、『ロンゲスト・ヤード』から遺作になった女子プロレスラーとそのマネージャーを描いた戦うロード・ムービーの快作『カリフォルニア・ドールズ』までを劇場で観ることができたことを幸せだと思う。 ぜひぜひ、アルドリッチ映画ファンならこの「町山智浩のアメリカ映画特電」を聴いて欲しいと思う。町山智浩はちょっと怒るかもしれないが、彼こそ、淀川長治と蓮實重彦という二人の傑出した評論家の申し子のように、昨夜は思えてならなかった。
by tsukimoto_natsumi
| 2008-09-12 08:38
| 映画
|
Comments(4)
Commented
by
s_numabe at 2008-09-12 14:08
おお、アルドリッチ! 嗚呼『北国の帝王』!
スクリーンで初めて観たアルドリッチ作品がこれでした! なんと幸せなことでしょう。いかついオッサン二人が貨物列車の屋上で対決するという、ただそれだけの話なのに、「ここにはすべてがある!」と思わせる迫力が確かにありましたね。リー・マーヴィンもアーネスト・ボーグナインも実にいい顔してたなあ。 そうそう、そのアルドリッチが亡くなったときも、蓮實重彦が素晴らしく心に響く追悼文を『話の特集』に書いてましたっけ。『シネマの扇動装置』という本で、ぜひ読んでみて下さい。
0
そう、アルドリッチ!そして『北国の帝王』なんです!
あの映画をスクリーンでご覧になったんですか? それはほんとうにうらやましい! 現在ではDVDで観られると思っても、もうDVDで映画を観ることをやめてしまったので、尚更です。 男しか出てこない、男の対決しかない。それなのに妙な色気が漂う映画でした。それでも、なぜこういう映画になったの?というよく理解できなかった映画の背景が、町山氏の解説でよくわかったことに、思わず感謝してしまいました。 『シネマの扇動装置』は読みましたが、なにせ本は全部処分してしまったもので…
Commented
by
mokki_h at 2008-09-15 11:02
小学生の時、昼過ぎに学校から帰った頃に放送していた洋画番組といいますと「元気でいこうーテケテケタッタッター」っていうCMソングの付いた雄牛のマークのシルバーオックスの提供で3時か4時頃に東海テレビでやっていた洋画番組を覚えていますわ。ちょっとドキドキしながらこのなんとなくエッチな雰囲気のする洋画番組をこっそり見るのが楽しみでした。
クラムボンさん、おこんばんは。
東海テレビって、たしかフジテレビ系列でしたよね? だとすれば、ぼくが観ていたのもたぶんそれです!(その頃静岡ではフジテレビ系列なかったし) うちの方では、東海テレビと中京テレビが写ってましたから。 「お笑いマンガ道場」も見てましたよん。 そういえば、今日森高千里のCD4枚を借りてきてしまいました☆
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