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2008年 04月 26日
犬童一心という監督は最低である。
昨晩10時半頃帰宅して、テレビをつけたら野球の映画をやっていた。しばらく何の映画なんだろうと目をこらしていたら、あだち充の『タッチ』なんだと気が付いた。あだち充のマンガには80年代しばらくはまったことがあった。(今振り返ると『陽当たり良好』あたりが最善だった気がする。あれはいいマンガだった。)試合はちょうどクライマックスで、長澤まさみ(浅倉南だ)が走って球場に駆けつけている。達也がまるで和也が乗り移ったかのように(苦笑)速球をバッターに向かって投げる。この演出や、走る南の演出、それを見守る家族たち、すべてがダメダメ。「えっ!げっ!」連続のひどい演出ぶり。こんなのありですか? 何がひどいって、達也の球威を思い切りスローモーションで表現してしまうところ。こんなスローじゃ、バッターは簡単にこの玉を打てるだろう。この前、NHKでやっていて意外とおもしろかった『バッテリー』では、こうした投手の速球をあっという間の瞬間で、びゅっとキャッチャーのミットに収まってしまう表現をとっていた。こうでなくてはいけない、野球の速球の表現は。瞬間で決まるのだ、投手と打者の勝負は。時間をむやみに引き延ばすのは、はっきり言って弛緩した最低の演出である。(サム・ペキンパーだって、スローモーションにはそれにふさわしい哲学と美学を持って対処していた。) エンディング・クレジットで思わず、監督を確かめてしまった。犬童一心である。ああ、あんたか…。『メゾン・ド・ヒミコ』でゲイをひたすら心やさしい人たちと表現した監督である。ゲイだって、嫌な奴、意地悪な奴さまざまである。 そしたら、朝のテレビで、またしても犬童監督、小泉今日子主演の新作『グーグーだって猫である』の完成会見の模様が写し出されていた。大島弓子の原作。この監督はこれまで何度か大島原作を映画化しているのだが、この人の手にかかると、大島弓子の(貴重な、そしてこの漫画家の希有な個性と特質の)変態性は剥ぎ取られ、退屈な心やさしい映画に変身する。やれやれ大島弓子がかわいそうだ。 憤懣やるかたなく緊急投稿してしまった。
by tsukimoto_natsumi
| 2008-04-26 08:24
| マンガ
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Comments(6)
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karino-tohko at 2008-04-26 10:06
おはようございます。
大島弓子の原作の映画、知りませんでした。 興味ありますが、 > 大島弓子の(貴重な、そしてこの漫画家の希有な個性と特質の)変態性は剥ぎ取られ、退屈な心やさしい映画に変身する …では、残念ですね。 あの、なんともあたりまえのような顔をした変態性が好きです。 (私のブログでは今ダーガーの記事が最新になっていますが、 あのダーガーから変態性を剥ぎ取って、少女たちが活躍するただの愛らしいメルヘンにするようなものでしょうか。)
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tsukimoto_natsumi at 2008-04-26 10:42
萩尾望都のロマネスク、山岸涼子のゴシック、内田善美の透明感とノスタルジアとともに、大島弓子の涼しい変態性ってとてもいいと思うんですが、それなしでも読めちゃうから、こうした映画化も(ロマンチックな感性の)男子監督によって実現されてしまうのかなって…
ヘンリィ・ダーガーの王国も、少女冒険譚に見えなくもない。郵便配達夫シュヴァルの城やイジドールのピカシエットの家のように輝かしい(孤独な)妄想の紡ぎ出した輝かしいメルヒェンなんですけどね。
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mokki_h at 2008-04-26 11:51
野球マンガの実写版って、昔からなんか陳腐なのが多いですね(ガッツジュンとか野球狂の詩とか)。一番気になるのはやはりピッチャーですわ。フォームがなっとらんのは本物の野球選手のような野球体型でないので仕方ありませんが、そのスピード感のない球筋は見ていてホント気持ちがよくないですね。(今日は勝ってね、阪神タイガース☆)
この前、巨人の情けない負けっぷりが急に見たくなって、巨人・阪神戦を見ていたら、三者連続ホームランで勝ってしまった。そういう日もあるんだなって思ってしまった。
その時、もう巨人の選手ってみんな同じような顔をしていると思って、そのことを友人に話したら「巨人の選手は髪の毛を伸ばしたらいけないことに決まっているから」と言われ「誰が決めたの?」って訊いたら「世界のナベアツだよ、1.2.サーン」と彼は答えた。ちょっと違う気がした。あ、話が逸れました。 そうそう野球の実写版はダメなの多いですわ。木之内みどりが出てても『野球狂の詩』はいけません。『巨人の星』も実写だったら見たくないかも…でも『アストロ球団』だったら、怖いもの見たさで、ちょっと見てみたい。
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sada
at 2008-04-28 00:07
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どうも、ご無沙汰してます。
この映画は観てませんが「黄色い涙」もこれでいいのか?っていうものでした。作品の出来不出来がホン(渡辺あやのはよかったと思います)にもあると思うのですが、コミックの演出にどこかあざとさが感じられるのは否めないようです。 「タッチ」も観てみます。カメラ誰なんかな、、?
sadaさん、おはようございます。
二日間連続で目の前に登場したあるひとりの監督に目くじらをたてるのも、大人げなかったなと反省してしまいました。 その後削除しようとも考えたのですが、これだと削除しようもないですかね(苦笑)。 「黄色い涙」、じゃあ観てみますって言えないところがなんともですね。
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