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2008年 02月 01日
たまには、その日の出来事をその日のうちに書く。
本日もフィルムセンター「生誕百年 映画監督マキノ雅広(1)」第1回目上映、『ハナコサン(ハナ子さん)』(’43年・東宝 原作:杉浦幸雄、音楽:鈴木靜一、出演;轟夕起子、灰田勝彦、高峰秀子ほか)に向かった。 まず、オープニングのっけから、(私の大好きな)バズビー・バークレーそっくりの俯瞰による群舞に啞然とし、その後のハナコサン(轟夕起子)唄いながらの、登場人物紹介のくだりの導入シーンの小気味よいテンポ。そして、なんと言っても、その直後の主題歌『お使いは自転車に乗って』を唄いながらの長廻し移動撮影のすばらしさ。それを止め、ハナコサンが自転車から降り、芝居につなげる呼吸とタイミングのよさ、と言ったら、もうさすがマキノである。 一応、国策プロパガンダ映画の体は装っているのが、そんなものも吹き飛ばす活動屋根性見え見えの愉快・爽快の戦時中のミュージカル。「トントン、トンからりの隣組」など、当時の戦時俗曲も随所に使われてはいるが、マキノ雅博の腕にかかると、それが一捻りも、二捻りもなされ、明朗な笑いを誘う。 さて、こうした自分の技をとっくに手中にしてしまっている映画監督に聞くもっとも失礼なインタビューとは何か? それは、「どんな映画監督がお好きだったんですか?」とか「どんな映画監督から影響をお受けになったんですか?」というあれです。 私は、80年代の一時期、鈴木清順監督とマネージャーのようなお付き合いをさせて頂いていたが、やはり相変わらず、そのような質問をなさる若い記者なり、インタビュアーがいるものだと思った。そういう質問を受ける多くの監督は、かならず苦笑いをするに決まっている。 事務所での、そんな取材の間を縫って、時に清順監督と雑談を交わすこともあった。 二人っきりで、ああなんの話をしよう? (そうだ)「監督は、どんな映画がお好きだったんですか?」と聞いてしまった。案の定、私の知らない(いや、名前だけは知っている)戦前のドイツ映画の名前がふたつ、みっつ挙がる。すこしばかり、私は業を煮やして「なにか新しいとこではないんですか?」と、思わず詰め寄ってしまったら「そうねぇ、『草原の輝き』はよかったねぇ」と、おっしゃって、そこでやっと趣味があって、ほっと胸をひとなでしたことがあります。 その後、となりでその会話を聞いておられた経理の女史が、「なーんだ、監督だって、ナタリー・ウッド好きなんじゃない!」と私にこぼしたのが、今でも深く印象に残っています。 『草原の輝き』(1961年アメリカ映画 監督:エリア・カザン 出演: ウォーレン・ベイティ, ナタリー・ウッド)
by tsukimoto_natsumi
| 2008-02-01 18:00
| 映画
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