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2008年 01月 31日
昨日、今月までにと期限を決められた所用を渋谷ですませ、銀座線に乗り、「今日こそは!」と京橋にあるフィルムセンターに馳せる。もう、上映作品など、あれこれ選択している場合ではない。マキノ作品なら、もうなんでもよいという気分なのだ。
当日、「生誕百年 映画監督マキノ雅広(1)」第2回目上映作品は『待って居た男』(42年・東宝 脚本:小國英雄、撮影:山崎一雄、美術:中古智(!)、音楽:鈴木靜一、出演:長谷川一夫、山田五十鈴、高峰秀子、榎本健一ほか) おとといは、『昨日消えた男』に駆けつけるのに挫折し、私自身が「昨日消えた男」になってしまったのだが、昨日はついに私が「待って居た男」になった。 痛快無比!さすがにマキノ!ここには、ほんのひとつの無駄なカットもない。すべてのカットが、もはやこれしかありえまい、と思わせる連鎖で、複雑にパラレルで進行する登場人物の多いストーリーを、単純明朗な活劇に仕立て上げる技のすばらしさ。舌を巻く。 ほんとうに、いつもながらマキノ映画を観るたびに感じることなのだが、この人の映画は、いつも全編唄っている。もちろん、この映画とて『鴛鴦歌合戰』のようなミュージカルではないのだけど、その台詞廻し、そのカット割り、そのテンポにおいて、すべてが晴朗なミュージカルのように、唄ってしまっているのだ。長谷川一夫はゲンズブールのように唄い、山田五十鈴も、思うぞんぶんお茶目な色香を振りまきジェーン・バーキンのごとく囀る。エノケンは、最適のエノケンの唄のように演ずる。脇役の澤村貞子の艶な芝居も、けっして見落としてはならない。すべてが、「粋と洒落」そのものなのである。 ああ、映画の幸福な瞬間が、ここには単純になみなみと溢れている。 帰り際に、一階に置いてあった映画関連のチラシのいくつかを、もらって帰る。そのなかに、2月からのBunkamura ザ・ミュージアムで開催される「ルノワール+ルノワール展」のチラシも含まれていた。 ルノワール親子の共演企画。昨年末から、この催しは知ってはいたが、こちらとしては、Bunkamuraとルノワールと聞いただけで、もうなんの期待もしていなかった。どうせ、上映される映画は、あれとあれとあれでしょ?って感じ。チラシを一読すると、Bunkamura ル・シネマでの上映作品はまったく案の定。ところが、映画関連イベントとして、日仏会館での上映予定プログラムには、眼を見張った。 『スカーレット・ストリート』(フリッツ・ラング)+『牝犬』(ジャン・ルノワール) 『キャット・ピープル』(ジャック・ターナー)+『獣人』(ジャン・ルノワール) 『クレールの膝』(エリック・ロメール)+『草の上の昼食』(ジャン・ルノワール) これだったら、映画ファンの慎みとしては、Bukamuraなどより、日仏会館に出かけるしかないのではあるまいか。(あっ、ちょっと蓮實調の扇動になってしまった。) ところで、最近の私は、昨日書いた事情から音楽をあまり聴いていない。 唯一、聴いているこの一枚を最後に書いておこう。 岩崎宏美『MY GRATITUDE-感謝- 』(1995 ビクターエンターテインメント)。彼女の歌手生活20周年を期に録音された、全編、塩谷哲編曲、弦に金子飛鳥&ASKA STRINGSを配した、これまでのヒット曲の再録とスタンダードのカヴァー集。 ひさしぶりに、耳にする彼女の歌声は、やはり艶やかで伸びがあってすばらしい。 曲目リスト 1. もういちど… 2. ウェイティング 3. ホェン・アイ・フォール・イン・ラヴ 4. そばにおいて 5. すみれ色の涙 6. グラティテュード 7. ウィッシュズ 8. ワン・デイ・イン・ユア・ライフ 9. 思秋期 10. 聖母たちのララバイ 11. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー ガーシュインの名曲『Someone to Watch over Me』で幕を閉じるあたりで、静かに涙です。
by tsukimoto_natsumi
| 2008-01-31 09:18
| 映画
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Comments(2)
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