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2008年 01月 19日
昨年の私のブログを読み続けている方は、ちょっとしたある異変があったことに気づいているはずだ。
それは、クラシック音楽(こういうジャンル分けの言い方ってあまり好きじゃないんだけどね)に対する投稿が、それ以前になく増えたということである。 正直言って、私はあまりこの手の音楽に精通している方ではない。 驚嘆すべき博学の友人のnumabeさんの『私たちは20世紀に生まれた』(numabeさんとの出会いも、じつはクラシック音楽ではなく、ロック・ミュージックを通してだったりする。)とか、ときどきコメントをいただくmaruさんの『新・クラシック音楽と本さえあれば』とか、ギドン・クレーメルの精通な情報をいつも寄せている北欧音楽、クレーメル、古楽がメインというthinkclassicalさんの『Rakastava』というブログ、最初マンガ関係で知り合ったにも関わらず、意外にクレーメル、グールド・ファンの『Blue Moon』のnyoirinさんのブログなど、そんなに多いわけではないけど、私はいつも感嘆しつつ、おもしろく拝読させて頂いている。(いつも、ありがとうございます!) こういった事情には、いくつかの理由があるので、たまにはそういうことも書き留めておこうかと思う。 まず、そのひとつは、今から5年ほど前、1年ほど実家に近い静岡のある街に舞い戻った時の話だ。その頃、私は地元でしょっちゅう、バイトでもいいから仕事を探す毎日を送っていた。いくら壊れて地元に舞い戻った身と言いつつ、生活をこの年で親に見てもらっているのは辛いし、我が両親もその点については、気が気ではなかっただろう。ところが、どこに応募して、面接を受けてもことごとく断られ、半ば傷心、やけくそになっていた私は、ある日、浜松の駅前に近い鍛治町にあった中古CDショップに貼られたアルバイト急募告知を眼にした。内容は、データベース入力、時給1000円とある。私は、思わずその場で、その店に駆け込み応募をした。その店は、そのリアル店舗の他に、楽天ともう一店、ネット上に店を設けていて、そこに載せる店に在庫しているCD等のデータをExcelで入力するという仕事だ。Excelはもともと、Mac用に開発されたソフトなので、Apple歴20年にもなる私はずっと計算用にExcelを使ってきたので、それがWindows XPによる仕事だったにせよ、まあ難なくできる仕事だった。その場で、いまそのショップでアップしなければならないデータを数十分打ち続け、無事採用となった。 それから、半年ほど、私が再上京するまで、週の半分をほとんど無駄口も叩かずに、私はこの仕事に従事した。三ヶ月ほど経つと店のCDはすべてデータベース化して、それらは全部ネット上のショップにアップされてしまった。そこで、私が次にするべき仕事として、連れて行かれたのが、その店の広くて古い倉庫だった。驚くことに、その埃だらけの倉庫には、何列もある棚と山積みされた段ボールの中に、クラシックとロックのLPが数え切れないほど眠っていたのだ。 もともとは、こういう段階からこの商売をはじめたのは、想像に難くはないが、それにしても、無造作に積まれたこの膨大な埃だらけのレコードの数量には、さすがに恐れ入った。時期は、もうかなり寒い冬だった。倉庫には、まっとうな暖房すらない。一枚一枚、段ボールから取り出しては、正確なアーティスト名、タイトル、レコード番号、盤質などを打つ。その上、店主は、そのレコードに貼られた以前の価格を参考に、その値段まで今で通じる価格に決めろと言う。 90年代には、長らくCDショップではなく、新宿・渋谷・神保町界隈のアナログ・レコード店に通っていた私ではあるが、さすがに、これにはまいった。その日の仕事が終わると、手は埃まみれ、(いちいちビニール袋から物を出して検品しなければならないし)、寒さで体や指はガシガシである。 ロックのレコードだったら、これが今いくらくらいの値段で流通するものかは、ある程度わかったが、クラシックのアルバムには困った。 しかし、やっていくうちに、これも何となく発見があったりして、意外とおもしろいことも多いのである。まずは、レコード・カヴァーがそうとうにロックのアルバムより、おもしろかったりする。次に、指揮者や演奏家の意外な組み合わせの発見である。 そのうち、私の入力しているしているデータベースが、どのようにネット上で出ているのかを確かめてみたくなり、(店では、そんなことは教えてもくれなかったので)、自分で調べてみて、あることに気が付いた。そう、そこにある程度の商品に対するコメントを打ち込めるのだ。それから、私はこれをちょっとした楽しみにした。たとえば、「カヴァー・デザインだけでも買う価値あり」とか「カラヤンと誰それの意外な競演」とか「小澤征爾の××時代の名演」とか、まあある程度知っているものに、コメントを添え書きしたのだ。 それから、しばらくして、私もそろそろ東京の仕事が決まりかけ、何度か仕事を休んで、東京に出かけるようになり、とうとう、まだまだ山積みに残っているこの仕事を辞退したいと言った。店主は、なかなか本当に辞めるのだということを理解してくれず、最後の最後まで、次はいつ来てくれるの?と言ったものだった。 というのも、後で調べてみてわかったのだが、それまでCDしか動いていなかった、この店のネット上での売上げに、それなりにLPレコードが貢献していたのだ。(もちろん、そんなこと教えてもくれなかったけどね。) というわけで、次回はなぜもっと深くはまりこむようになったかの、ここ1・2年ほどの事情を書いてみようと、思うのだが…
by tsukimoto_natsumi
| 2008-01-19 10:28
| Music
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Comments(2)
Commented
by
maru33340 at 2008-01-19 20:40
こんばんは。
ブログに登場させていただきありがとうございます。 浜松の鍛治町懐かしく・・・ 北陸に転勤になる前は僕は浜松に赴任していたのです。
0
Commented
by
tsukimoto_natsumi at 2008-01-20 07:32
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