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2007年 12月 24日
『家畜人ヤプー』が映画化されるのだという。
沼正三というまったく無名(偽名)の作者によって1956年から「奇譚クラブ」に連載された長編SF・SM小説。これを、三島由紀夫を筆頭に、澁澤龍彦、種村季弘といった多くの文学者たちが絶賛した。前代未聞、荒唐無稽だけの屈辱的SF・SM小説に陥らずにすんだのは、そうした文学者たちの熱烈な支持されたのも、(当時の)政治的な、人類学的哲学を深く語ってみせるディレッタンティズムの横溢にも起因するのだろう。 私感では、「新青年」に連載された小栗虫太郎や夢野久作、橘外男などの小説を読み続けたファンであれば、すぐにこの小説の持つ奇妙奇天烈な魅力の虜になったのは、すぐにうなずける。 私は、大学時代に文学とは直接関係ない音楽サークルにいたが、ここでは、音楽の話題以外に、たとえば、稲垣足穂の「一千一秒物語」がいかに傑作であるとか熱心に話され、また、「お前、この『家畜人ヤプー』というすごい小説を読んだか?」とよく話題にのぼっていたものだった。 その後、この小説は石森章太郎によって劇画化されたが、私は、あまり感興を持たなかったが、衒学的趣味をほどほどに割愛し、SF・SM方向を中心に据えていた点には、好感が持てた。じっさい、話題の「ヤプー」をこっちのマンガで読んでいるという読者も、この頃から出現していた気もする。 最近は、江川達也がマンガで『家畜人ヤプー』にあらたに挑戦している。三冊ほど読んでみたが、これはどうもいけない。(まだ、この先は、ちょっと読めないので、いったん留保するが)マンガではない説明が多すぎて、あの官能性にたどり着けない。小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』をマンガや映画で、あのままやったら、どう考えてもおもしろくないに相場は決まっている。それに、すこし近いのだ。 ところで、この映画化話自体が、ある意味「魍魎の筺」から飛び出た話だと、じつは言いたかったのである。なんと言っても、名乗りを上げているプロデューサーが、あの康芳夫なのだから。ある人からは篦棒と呼ばれてもいる、香具師や山師のような濃厚な匂いをプンプンと放つ伝説的経歴の怪物プロデューサーなのだ。(かつては、こういう一匹狼的な人ってたくさんいたもんだが、今は、みんな会社に勤めで、その爪を隠してしまっている気もします) まあ、興味のある方は、この『家畜人ヤプー』映画化プロジェクト・サイトを覗いてみたらいかがでしょう?(以上のサイトは消滅しました)資金を、流行の個人ファンドから受け付けるこのプロジェクト、2010年、はたして実現可能でしょうか。サイト内の「プロデューサー康芳夫」についての記述もお見逃しなく!
by tsukimoto_natsumi
| 2007-12-24 02:12
| 映画
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