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2006年 01月 20日
興行通信社による1月15日付の映画の観客動員からの興行成績順位を見ると、1位が三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』、2位には佐藤純弥の『男たちの大和/YAMATO』以降は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『チキン・リトル』などのハリウッド勢を中心とした洋画が動員を稼ぐ。
三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』は観ない。正月用のゲスト俳優たちが、あるホテルで年末から年始を迎える中での、人間模様を描いたグランド・ホテル形式のドラマだろう。 『男たちの大和/YAMATO』の監督、佐藤純弥は深作欣二の経歴とほぼ近い東映出身の監督で、私はこの人の最高傑作は、いまだに『新幹線大爆破』('75年)だと思っている。暴走する新幹線という閉じこめられた空間とその外部での人々の集団劇で、フランスでも評価の高かった映画。 その後大映の『君よ憤怒の河を渉れ』('76)を経て、角川映画の『人間の証明』(77年)『野性の証明』(78年)で大ブレイク、海外ロケ大作映画を連発する。井上靖原作の『敦煌』('88 タイトルをソールバスが手がけている!)は、すでに製作委員会方式で作っている。 昨年は『亡国のイージス』『ローレライ』海もの戦争ドラマがヒットし、今後この流れは、どうなるのか?まさか『ああ、回天人間魚雷』にはいかんだろうし、『二百三高地』や『大日本帝国』でもない。個人的には陸海空の活躍が三位一体となって、海中にはイ号潜水艦が、海には武蔵や長門がゆっくり進み、そこから隼や零戦がグラマンめがけて飛び立つなか、なぜかタイムスリップし、日本軍は中東・湾岸戦争の最中に突如出現、アメリカと戦い抜くという物語はいかがなものだろうか?もちろん、日本の最終兵器は完成間際で眠っていた『海底軍艦 轟天号・彼女』である。戦争映画において『反戦」はあくまでも大義名分であり、観客は手に汗握るスペクタクルを本当は観たいのだ。できるものなら、岡本喜八に監督をお願いしたいところだが。残念。 『ハリー・ポッター』はまだやっているのか?これは珍しく英国映画で、『007シリーズ』と同じパインウッドSt.で撮られている。『007』もあれだけシリーズが続いたから、『ハリー・ポッター』はこれからも寅さん並みに続くだろう。途中で主役交代は間違いなしだな。 ディズニーと、PIXERの関係は微妙である。スティーブ・ジョブズ率いるPIXERは『トイ・ストーリー』から『ニモ』と確実にディズニー作品を優れたCGアニメーション映画で牽引してきた。が、今回はPIXERではなく、ディズニー本体のCG映画である。ジョブズのAppleの給料は、いまだに月10$なんだろうか?この前は、ボーナスでi Pod Nanoをもらったらしいが。PIXERのジョブズがAppleのCEOを勤める限り、Appleも安泰といったところか? 話は変わるが、松竹の1億円福袋には大笑いさせてもらった。 この1億円で、あなた主演のラブストーリーやアクション映画が、そしてあなたの半生を映画化するというのはどうですか? そのためにプロのスタッフが35mmでホントの映画並みに作品に仕上げます、だって。客から1億円をせしめようという魂胆、松竹も地に落ちたものである。しかも松竹にはもうとっくに撮影・技術スタッフなんていないのである。 三島由紀夫原作の『春の雪』の映画化にも大笑いである。『豊饒の海』四部作の第一作であり、この長編の序章にしかすぎない『春の雪』は当時、日本一美しいメロドラマと評されていた。しかし、この四部作を全部読めば、この『春の雪』が終末のための下らぬトリックになっていることは途中で気づく。『豊饒の海』とは輪廻転生を目撃しながらも、「見る」というピーピング行為にはまっていく「春の雪」の準主役の転落の物語だからだ。 さて、インディーズ層はどこまで拡大できるか、というのも課題だろう。新人監督も増え、デジタル化の恩恵をもっとも受ける層である。だからといって、そっち方面やマンガを原作にしないで、険しい道を行くべきである。川端康成の「眠れる美女」や「浅草紅団」といった川端のエロスを。川端でだめだからって谷崎でいいわけがない。尾崎翠の「第七官界」や「アップルパイの午後」、あるいは竜胆寺雄の世界くらいは描いて欲しい。足穂じゃ無理だろ。でなければ、今の作家なら恩田陸を。コクトーやジュネのアダプテーションでもいいではないか?それとも流行のドストエフスキー(やるんだったら『悪霊』か『カラマーゾフの兄弟』)にもアイデアは転がっている。 ま、読んでればの話だけどね。
by tsukimoto_natsumi
| 2006-01-20 08:20
| 映画
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